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2011年09月14日

2011マツタケ予想

9月にはいりましたが,まだまだ熱い日が続いていますね.
お天気続きで,お祭りのある地域にとっては,ありがたい面もありますが,きのこに関しては,雨が多いほうが豊作の年になるようです.

私も能登へきてマツタケシーズンを5回見ておりますが,まつたけの発生予測はとても難しいということだけ判りました.
今年でようやく6回目を観測できます.できれば,100回くらい観察して,傾向をつかみたいところですが,どうやら寿命の方が早いようです.

さて,前置きはこれくらいにして,ちょっとだけマツタケの発生予測をして見たいと思います.

ちなみに,2008年に一度予測をしました.これはいつ頃が発生のピークになるかという予測でした.ちなみにこの年は9月30日に初お目見えということで,決行遅かったようですね.2009年は9月14日だったようです.そして去年は10月4日と,半月近くずれることがあるようですね.しかし昨年は大豊作となりました.

2008年マツタケ発生予測

今年の予想ですが,過去の気温と降水量から検討して見たいと思います.2009年,2010年,そして2011年の9月のデータを利用します.気象庁から過去の毎日の気温や降水量を利用できますので,興味のある方はそちらをご覧下さい.

R0021052.JPG

R0021051.JPG
2009年,この年は全国的に不作,戦後最悪なんて言う事も言われたほど,松茸が採れない年でありました.
2010年,この年は久しぶりに大豊作,2009年との比較がしやすいですね.そして2011年は13日までのデータを使います.

結果はこちら.

sep2011.jpg

折れ線グラフが一日の平均気温,青いバーが降水量です.2009年も,2010年も気温はあまり差はないようです.2011年は出だしでちょっと気温が高いのが気になりますね.気温が高い,残暑が長く続いた年は不作傾向があります.

降水量は青いバーです.2009年の9月は20mm以上降った日が1日もありませんでした.一方,2010年の9月は,一日20mmから90ミリ降った日が8日あります.また程よく分散しているので,山の地面に水分が十分ある期間が長かったと考えられます.きのこはその殆どが水分ですので,やはり雨の量そして頻度がきのこの発生に大きな影響を与えているようです.

2011年の9月はいまのところ1日だけ20mmを越えた日があるようです.これからあと15日くらいですが,程よく雨が降って,涼しくなってくれれば,期待できるのではないかと思います.

最後に,今年の松茸の発生量予想ですが,「うーん,うーん,多分,やや少なめかなー.」という,頼りない答えです.ちなみに大豊作となった2010年に私が立てた予想は,「不作」でした.本当に予測はあてになりませんね.

それではこの辺で,皆さんが沢山きのこがとれますようにお祈りして,終わりたいと思います.

「あめあめふれふれもっとふれー.」

投稿者 赤石大輔 : 2011年09月14日 16:15

この記事へのコメント

初めてコメントさせて頂きます。
珠洲市出身のものです。

私の実家にも少しばかりのマツタケ山があり、
毎年収穫されています。

しかしながら、
私が幼かった40年前と比較して、本当に収穫量が激減しているような状況と思います。

何が原因なのか全く異なる分野で仕事をしておりますが、実家のこともあり気になって仕方がありません。

個人的な印象として、
山の手入れをしなくなったのは言うまでもありません。

ただ、酸性雨のことが随分前に脳裏をかすめた記憶があります。

今後は、
是非とも、豊作の予想を的中させて頂きたいと思っております。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

取り急ぎ。

投稿者 はまトシ : 2011年09月15日 10:16

はまトシさま
ありがとうございます.40年前と比較すれば確かに減少しています.
松茸山の寿命が60年程で、それ以降は減少していきます.山を若返らす事が必要ですが,殆どの地域ではアカマツを材として利用することが亡くなり放置されています.
酸性雨も影響がないとはいえませんが,最も大きな原因は上記の通りです.

投稿者 akaishi : 2011年09月15日 14:41

早速のご回答をありがとうございます。
また予測を楽しみにしております。

今度、珠洲へ帰った際に機会があれば、
ご教授下さい。

投稿者 はまトシ : 2011年09月15日 23:20

私は、長野県の伊那谷に住んでいて、マツタケを追っかけ30年まだまだかけだしであります。今年は8月末から9月初にかけての雨、冷え込みによって9月中旬にかけてマツタケ発生、日に3キロ越え、しかし残暑の影響により、発生したマツタケも物悪。今週に入り(19日の週)発生が極端に落ち込み、台風15号の影響で雨をもたらしたが、5日からの残暑1週間30度超え、これでおそらく芽をきった菌糸も全滅状態かと思います。地の浅いところは、おそらく望めないと思います。地の深いところがこれからどのくらい発生するか、それにかかっているかと思います。いずれにいたしても昨年と同じ豊作とはいかないと予想いたします。これがやはり自然界でしょう。過去2年連続、豊作はないでしょう。残念であります。マツタケ以外のキノコも発生はそんなに期待でいないでしょう。発生時期が相当ズレこんでいるのは、確かであります。早いキノコが今になって発生しております。だからマツタケのずれ込んでこれから発生するのではと思うのは、やはり甘いです。本当にむずかしいキノコであります。
残念でありますが2011年マツタケ凶作これがわたしの予想であります。あたらなければいいのですが、、、、、、

投稿者 長野山の仙人 : 2011年09月22日 17:39

長野山の仙人様
さすが30年マツタケに関わられているだけあって,確かなご考察だと感嘆いたしました.能登では台風後も暑い日が続いていますので,今年の発生量は心配です.

投稿者 akaishi : 2011年09月29日 09:50